※対談は続き、BGMはppsh41の乱射音だそうです。
R:あのさ、前youさんのもの出ない!て言った後、すぐオクに出てたね。
B:うん。まるでチャンスを見計らっていたかのように出おったなぁ。
R:しかもさ、昨日また
負けまくったでしょう?
B:人が寝てる間によう見てんな!SHOXX のバックナンバーやろ?
R:そうそう。たまたまネット見てておかしいなあと思って。「これくらいの高値更新で諦めるのかな?」って思ってたら……
B:死んでいた、と。
R:そう。何かあったわけ?
B:いやあ、久し振りに自分がわざわざ「
この先読むべからず」にしていた雑誌の記事をマッタリと読んでしまいましてねえ~。
R:そんなのあった?
B:週末に整理した時に出てこなかったRock It ですよ。
R:ああ!あれね。見せてもらってないやつね。
B:うん、見せてないと思う。Vicious 系の雑誌やねんけどね。しうじさん、
Vicious でしか喋ってないことあるやろ。
R:んー?……枚方のこと?今のメンバーに出会う前に引越しした事はTrace とか他にも結構言ってたよね……彼女の話?
B:ていうか実家のこと。
R:
え゛っ!
B:思い出したカナー?もうね、あぁたね、そういうところ見逃してるから詰めの甘いもんしか出来んのよ、絶対。Vicious ナメたらあかんよ?
R:いや、あれはぁ~~!あんまりにもサラーッと言われたから……ええ~でもそういうの、あまり触れたくなくなーい?
B:じゃあもっと別の手段でハナシに深みつけとけやハゲ!まあええわ、とにかく、そういうのを読んでしまったのよ。そんでごっつい凹んだワケよ。凹みすぎて、死んだワケよ。
R:久し振りですね、その凹み死には。それで狙ってたSHOXX 総負けして
更に凹んだんですか?
B:うーん。負けたことに関してはそう打撃ではなかったかな。同じもの出してる人一杯いてるし、なんかこれ以上雑誌が届くのもどうかなー思ってたから。まあとにかく、色々あったことも事実やけど他人様のことで凹むのは久し振りやなー。
R:どんな内容なんですかそれ……
B:俺様的にはもうショックすぎやな。イヤやわ、こんな話。こんなんがこの人の背景にもあったっちゅうのがごっつ耐え難い感じや。
R:うわあ、
すごい悲愴なオーラが漂ってきてますよ!
B:うん、だからそういう話はヤメにして、写真について語ろう。
R:はいはい。そういえば、ワタクシ、komatsu さんの探したんですよ。
B:ほう、で、そっちの収穫は?
R:がっくん(Gackt)でした!イエーイ!綺麗かったよー!!
B:なに!ぬねの!がっくんか……お人形さん的な美やな!あーでもわかるような気がするなあ~!!
R:でしょ。しかもプラチナみたいにしてる時のがっくんだったよ。本人も意識してないようなところ突くの上手いね、この人(笑)
B:黙ーってシャッター切ってるやろあんた、みたいな?
R:そうそう。後で
本人にいつ撮ったのこれ?て言われそうな。
B:やはりそうか。ムー、なかなかやるなおぬし。では拙者は逸見氏だ。
R:えっ、草刈さんじゃないんだ?!
B:残念!草刈さんは別扱い!だってまだジャンヌ以外で見てないから!
R:そういえばそうねー。見てないねー。で、逸見さんは他はどんな感じ?
B:まず、ライヴ写真。どんなライヴ写真でも上手い。だから98年くらいだと、特別な巻頭アーチストとか以外SHOXX は殆ど逸見さんやった。
R:ほほう。V系まっさかりというか、何というか…な頃ですかね?
B:別にV系ばかりじゃないんやけどね。まず
Shazna のを見て「うおお!」と。
R:Shazna ですか。これまた来ましたね。それはさすがに調べたでしょ?
B:調べましたねえ。こんだけラファエルだのなんだのって98年頃に撮りまくってるとね(爆)。やっぱり今でもこうロックな世界にいらっしゃるようで。Arena とか。今でもV系みたいに言われる人ら?に色々関係があるみたいやね。
R:それは羨ましい。やっぱりあれですか、色んな意味で
無駄のない写真が多そうですか?
B:そうですなあ。ライヴ写真でも照明さんを上手く利用してるでしょうが。光の使い方に気を配る人かな、と思いました。
R:計算できる人っていいですよねえ。
B:ホントにね。カメラ持った時に「この状態だとこう写って」とか判るなんてね。俺様ぜんっぜんそういうの判らんもん。
R:じゃあいつもどうやって写真撮ってるの?
B:
殆ど勘。だから、A-1みたいに勘だけじゃ撮れないカメラは嫌いになってきた(笑)。
R:まあ完璧マニュアルになると、どうにか写真撮れてるものだものね。
B:そう。そういうのがないでしょ、オートが入ると。勝手に計算するし、電池切れたら動いてくれないし。計算間違いすると、ちっとも撮れないカメラなんていらない(死)。
R:贅沢だねえ。
B:ホンマにね。まあとにかく、逸見さんはVicious とかでもご活躍だったことが判明しました。そらあの頃の切り抜きで見覚えのある写真出てくるっちゅうハナシで。
R:そうかあ。最前線駆け抜けてきたカメラさんなんですね。
B:みたいですね。多分X Japan の頃から活躍してると思う。親交あるバンドとか多そう。んで、ついでにkomatsu さんも調べて来た。
R:おお、偉い。
B:
だってあんた何にもせぇへんやん。でも確かにこれはトリッキーやったよ。ODD JOB Ltd. で検索かけな出てけぇへんから。
R:関わらなくてよかった(苦笑)。
B:まあ、こういう情報検索は通訳の方がやるしね。で、漢字表記だと「小松陽祐」になるみたいです。
R:その名前のせいで出ないんじゃないの、検索?
B:ほー、そういうの判るんやん。確かに。
Yousuke Komatsu じゃ出ないよ。
R:やっぱり。日本人の名前難しいよ。(゚⊇゚)カンジワカラナイ
B:いや、"u" 抜くだけやんけ。ちょっと頭回したらわかるやろ。んで、Psycho le Ceme とか、Fanatic Crisis とかの写真集でクレジットされてました。しかもFanatic の写真集はこれまたビックリ、
オリコン関係。
R:おお!オリコンと言えば、しゅうちゃんの奇跡期!
B:奇跡期とか言うな、ハゲ。後はジャケ写真とかね。でも逸見さんみたいな立場にいてるかどうかは微妙でしたわ。一番最近のでCG関係やったから。
R:クリエイティヴな方に行っちゃっても不思議じゃない感じがするカメラさんでしたもんね。
B:うん。5月号の設定もすごかったもんなあ(爆)。
R:確かにyasu様が落書きするくらい凄かったですね(爆死)。
B:「
マトリックス」やもんな。それでもka-yu先生、
スーツやからな!
R:しゅうちゃん浮きましたからねー。で、あの「どうやって着るんですかその服は?」なしゅうちゃんって、なかなかないと思うんですけど。
B:もしかしてあれが究極?何やろ、カオスの頃にわけわからん服着てるんやったら判るねん。でもあれ2000年やで?
新世紀やで?もうDNAのパンフなんか「V系抜けたんかな思ったら何でそんな服着てるんですか」やったのにSHOXX はアレやで?
R:DNA パンフはなかったことに。ええ。記憶の最果てに葬らせて頂きましたよ。ていうかああいうものこそ別に回して来なくてもいいでしょうが。なんでRock It 回さずに
白いシャツ着てサワヤカーにルナゲーのサビが好きとか書いてあるもの回してくるのかな?
B:「末松ゲート」だからさ。そう考えたらホンマにどうでもよかったよな、あれ。まあいいか。それに5月号はアタマからしうじさんですもんね。びっくりしましたね。
R:メンバー全員の写真見てて思うに、目に表情持たせるのが上手ですよね。
B:ていうかそういう写真でないと選ばんのとちゃーう?ところでこのしゅうちゃんの髪型かわいいやろ。
R:なかなかやってくれないクシャクシャ頭ですね。
B:そう。茶髪にしてからもなっかなかやってくれへんねんこれ(爆)。めっさかわいいのになあ?シルビアさんも「マリア」の頃とかお気に入りやのにさ。しかもyouさんこれまたカッコエエし!
R:これはびっくりしました。でも個人的にはkiyoちゃんのメイクが一番好き。
B:kiyoちゃんのゾーッとするところが出てるよなあ。選んでる歌詞もkiyoちゃんらしくてええよなあ。しゅうちゃん
天然すぎて笑えるもん。超好きな歌やのに。
R:ていうかね、このSHOXX はしゅうちゃんの内容がショックスでした!こういうのこそ読んでて「ヘコーッ」ってなりません?
B:ならへんよ(怒)。ていうか「逃げようとは思わなかった」っちゅうところで
エライエライと思ったれやハゲ。
R:違うよおー!作曲だよおー!
B:ああ。そんなん別にいいやん。チョコクリスピー聞いてたら別に何とも思わん筈や!
R:シンプルな作曲ていうのは「チョコクリスピー」聴いてたら判るような気がします(爆)。
B:うん。めっちゃシンプルやもんな。せやのに頭で回るねん、ああいうの。ムカつくわぁ。
R:一時期ずっとシャウトしてましたね、「からだにいいぜー!」って。
B:そう。色んなことに厳しい俺様としたらビックリなくらい
激甘になったわ。それくらいジャンヌらしくなくて逆に笑えた。ていうか写真やろ今回は。なんでお荷物減らす為のトークやのにややこしなっとんねん。
R:すいません。で、しゅうちゃんに限るとどこがお気に入りポイントですか?
B:うーん、今まででは有り得ないアングルかな!「この人、写真は『絵』だと思ってるタイプじゃなーい?」みたいな感じ。
R:そうですねえ。皆それぞれにシーンと、アルバムからの歌詞が付いてるから、
絵にならないとお話にならないんですけどね?
B:しばくぞハゲ。しゅうちゃんStranger 使ってるやん?だからka-yu先生とかより難しいなあと思うんやけど、上手くできてた。そういうところが好き。
R:初めて見たとき爆笑してたくせに!確かにkiyoちゃん、ka-yu先生あたりはストーリー性のある歌詞でそれなりに絵も浮かぶけど、youさんのも難しいし、しゅうちゃんのも複雑よね。
B:youさんまだ叙情的やん。あれ自分で選んでるんやとしたら、俺様がカメラやったらしゅうちゃん
しばいてますよ。
R:しばくのはやめなさい(笑)。
B:だって絵描きとしても浮かばんもん。鏡ね、鏡…でどうするよこれ?で終るよ!
R:あの鏡に映った顔の方が綺麗なのってさ、ヒムロックのやつと対照的やと思いません?
B:あー、何かどっかで見たことあると思ったら。そうか、京介さんも鏡ネタあったなあー。
R:全然違うでしょ、アプローチが。そういうところも好き。
B:そういうところにしゅうちゃんの見方をよくわかってるナーと思った。目を閉じてるのがすごいナイス。
三白眼を閉じさせた功績はデカいよ!!
R:んでもってkiyoちゃんの目の周りこそ黒くしたのとか!
B:ka-yu先生よりヤンキーに見えるyouさんとか!いやぁもうね、ka-yu先生のブリッ子もナイスでしたね。
R:髪赤いの好き~。かっこいー。ポートレートの時の衣装、ああいうのがやっぱり印象に残ります?
B:そうやねえ。覚えやすいというか。ka-yu先生しかせぇへんから、いいシンボルになるというか。でもタトゥーがめんどいねん。
R:ああ、絵描きさんとしてはね。でもしゅうちゃんの方はホンマに適当に描くよね。衣装から何から(爆死)。覚えてないの?
B:個人的にゴタゴタした服が好きやから、そういうの着せてあげたいけど、本人がややこしいの着てる印象がないやん?だからシャツとかになるねん。何かーゆうたらボタン2つくらい外してる写真ばっかりやし。
R:切り抜きでもらった地下道のやつも「
露出狂―!」とか叫びつつ、携帯に落としてましたもんね。
B:うるさいよ!あの写真誰のやつなん?
R:クレジットなし。ていうか、多分クレジットされてるページが欠けてるんだと思います。
B:じゃあ結局また探さなアカンねや?
R:でもこの時の衣装、アナタがバカみたいに毎日眺めてる壁紙のVshot ちゃん(↓参照)と同じでしょ?違う?
B:ホンマしょうもないところよう見てるな、ハゲ。ホンマや、一緒や。すごい!そら胸曝すっちゅうハナシやでこれ。この頃のしうじさん、おかしいもん。
R:
99年の秋ですもの♡
B:?ああ、あんたの妄想モードが入る期間のことか。
R:だから奇跡期って言うじゃなぁーい?
B:斬らへんギター侍は寒いからやめなはれ。
R:じゃあやめとく(爆死)。ところでVshot のカメラさんはずっと同じ?
B:うんにゃ。このvol.2 は鶴田敏幸っていう人。ディルとか巻頭で撮ってる。この人も綺麗。色が綺麗。あとは新美直さん。鶴田さんの時な、スタイリストも違うねん。ちなみにMirage は逸見さんが撮ってます!(爆笑)
R:あホントだ。逸見さん、Vshot でも活躍してたんだ。スタイリスト違うって、いつもの吉田さんじゃないの?
B:そう。この時だけ違う。んで鶴田さんはめっちゃV系の人ら撮ってるね。ディルもそうやし、ラ・ムールとか。
R:ディルとか、ラ・ムールとかに比べたらジャンヌなんか『普段着』みたいじゃない?kiyoちゃんパーカーみたいなの着てるし。
B:だからこう異様な雰囲気漂ってんのかな、このvol.2 だけ。お父さんついに開襟!やし。
R:それはSHOXX も同じやし、
スタイリストさんの趣味では?
B:そらーカメラさんの趣味よりスタイリストさんの趣味の方がエエわな。(笑)
R:さっきも言ってたみたいに5月号は2000年でまだこれだけできただけ、ある意味凄いよね。もうマリスもがっくんがいなくなってて、音楽シーンがV系に残るかヤメるか?みたいな頃になってた印象を受けるものね。
B:Fool's とかは別の見方してかも、と思うんよ。こっちは切り抜きがあるだけで、追いかけてないからわからんけど、SHOXX が関わる限りではV系の流れを受けたジャンヌは小松さんの写真で綺麗に終止符を打ったと思う。そういう意味でも好きかな。草刈さんの写真はまた機会があったら触れるけどね、ジャンヌに関してSHOXX 全体を見た時に感じる「
存在感のなさ」の象徴でもあるんよね。
R:ベンモントさん的に言う「綺麗なだけ」ですか?
B:上手いだけの絵と同じで、何も感じないのが多い。大体、しゅうちゃんだけはちゃんと見ておこう~って思うのが普通なんやけど、それすらないみたいな(笑)。
R:致命的じゃないですか。4月号のもダメなの?
B:うん。Vicious やったら
本人がボツにしそうやもん。「かっこつけすぎ」って。
R:そう言われてみれば!わははは!
B:そんなんはどうでもよくなるっちゅうことやね。結局のところは好みなんやけど、やっぱりその時その時のモメンタムを大切にしてくれたなと思えるカメラさんが好きになる。絵の参考にするのも、そういう『力』を感じるものしか、参考にしなくなるしね。
R:参考にしても、
似ないもんね……
【これでアクセス増えたら続けるそうです…】
そんなわけで哀れ、ちゃんとページ的にカーシューしてるというのにボツにされる00年4月号の写真なのでした。「取り込んでもいいけど、加工するのに苦労するやろうし壁紙としてリサイクルしたりすることもなさそう」なんですってさ。