RACING/音速
LOUDNESS / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
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色んな意味で吹き飛びました。ありがとう師匠。
はぁい、みんな今月のドラマガは読んだかあ~!!(爆死)
師匠の師匠っぷりはやっぱり最高だよね、
だから健康管理について自ら触れるのはヤメとこうや、と相変わらず俺様のツッコミを誘う記事内容がダイナミックすぎてついていけませんでした、どうせ暫定弟子ファンなベンモントです。
でもね、ドラマガにあの分析スコアとか書いてあるとCD欲しくなりません?
何?俺様だけ?
そうか。そういうもんか。貧乏な時は黙ってスティック回してろ、ちゅう話やな。
しかし三宮には値札についてる端数は端折ってくれる「じゃあなんでそんな数字書いてあんのさ?」なステキ中古屋さんがありましてね。
地元を離れると場所を問わずに大概こういう店か古本屋とか本屋とかでウロウロしてる俺様なんですが、新譜を買う時ほど迷うことはないと思うんですよ。確かにしうじさんの師匠のドラムだけは聴いておかねばならん、それは判っとるんだ、だけどCDってもんはドラムパートだけ聴いてハイおしまいにはできんのだ、
この歳になると「全曲意味ワカリマセンでした」な可能性だってあるんだ、さあどうする?てな感じでRacing とRock Shocks の前を20分くらい彷徨いました。こういう時って「そうだ、こういうことにしよう」ていう代案が出るもんなんですけど、今回は国連ワークで脳みそがヘタレてたせいか、なかなか出ませんで非常に困りました。
で、CDを手にとって収録曲のタイトル見たからって何が判るワケでもねぇよなあ、と思いつつRacing のタイトルを睨んでいると、Crazy Samurai と RIP だけ"Album Version" って書いてあるのに気付いて。(遅いよ!)。ははあ、ということはシングルが出ているな?最近のシングルってことはマキシだ、2~3曲入って1200円くらいか、このアルバムがここで2300円なのにその半額以上するシングルを買うってのも
何かおかしいが2300円払って「ギャース!」と言わない為にもとりあえずマキシを買おう!ということになって近くのHMVに行きました。(もっと近くにツタヤがあったんだが、「月光花」の特典のことを聞いた店員が不思議なほど無愛想だったのと、特典確保しますから買って下さい!くらいの商売魂が見れなかった為三宮にいる間はシカトと決定)。
マキシは↓のとーり判りやすいジャポネスク。
CRAZY SAMURAI
LOUDNESS / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
ISBN : B000244T7O
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Cyber Soul のドラムでQC2が破壊されるかと思いました。もうちと手加減して下さいよ師匠。
そんなこんなで、
久し振りにフツーのCD屋で現金使いました。センター街からしばらく歩くし、どうせ今日もコンビニフードだろ~♪(一人でいるとまったく食欲のないベンモントさん、お菓子ばっかり食べています)とさっそくヘッポコディスクマンにセットしてみました。
Crazy Samurai のアタマを聞いて、
師匠、「忠誠」*を叩いてみないか。
とほなこつどちらの方面にも失礼なことを考えてしまいました。いや、それくらいスネアのロールがかっこええなあと。ガヤガヤうるさいギターのイントロでひっそりと響くこのロールがまた期待させるんですよ。「来るぞ、来るぞ~」みたいな(笑)。んで楽器隊がドカーンと入るあたりからもうね、
露骨にヘドバンしていいですか?
状態でございました。
構成が典型的にヘビー系すぎて笑っちゃうだろうが、いやそれとも笑うべきなのかこれは?いや師匠のバンドだもんな、
天然だよな?とか思いつつ"Big time Samurai~!!"の後の3連打に鳥肌立ちました。
正確すぎだろこれ。何やってたらこんな3連打になるんだ?(目眩)
ボーカルの二井原さんの声が誰かを連想される筈なんですが最近の俺様のメモリーロスって素晴しいじゃないですか。今やっとAC/DCくらいが出てきましたよ、ゼェハァ。昔はホンマ色々聴けたし覚えていられたよね、ウフフ……(リカバリー不可能)
さてCrazy Samurai は非常にライヴで盛り上がりそうというか、カラオケでも歌えそうですが俺様がアルバムでも非常に気に入っておりますのがカップリングのRIPです。なんかね、京介さんのVirus とは違った立場から中東情勢を見た、ていう感じがしました。Virus もいいんですよ、雪之丞さんの歌詞がアグレッシヴやし。でもこっちはRIPという言葉がタイトルでもあるように、もっと穏やかなイヤミなんで悲しいんですよ。だって恐怖心が枯れ果ててるんですよ?「おやすみの時がきたよね」だよ?ヘビーなだけではなく、地を這うようなメロディーラインに感服いたしました。こういうのは大好きなんでおま。
Live Track のCyber Soul はアキシオン君で聴いた時に真剣にQC2がプチッと逝ってしまうんではないかと思いました。ドラマガで二井原さんが言うてたことが判るような気がしました。(師匠のドラムは「うぉりゃあーもっと気合入れて歌えやあコラァ~!」とケツを蹴り上げられているようなドラムなんだそうで)。こんなドラムが聴けるんならあまりLOUDNESS ナンバー知らなくてもいいからライヴ逝きたいなあと素直に思いました。
さて、Racing ですが、なんかもういきなりExultation 聴きながら、
シッョパナからWho the hell d'you think you are?
って言われてるYO―!!
と別の意味でTerror でございました。(それ前のアルバムだろうが!)
Exultation のスネアのインパクトはすごいっすよね、これが樋口モデルか!こんな音聴いたら
ペキンパー親父が生きてたら「俺のデス・バレエに使う」て言いそうだよ。それくらいガンショットみたいにスパーン!と来る音です。それが連打されるとまさにサブマシンガン以外の何でもないって感じなので、真剣に「ヒィィイ~!」思いました。
アタマから多分Power Generation あたりまでは「どこが区切りやねん?」くらいの勢い、まさに『音速』で聴けると思います。Lunatic とBelieve it or not はシャウト部分でライヴで盛り上がりそうやなぁ~。(Power Generation のHeartbreaker という言葉にニヤリ)。Speed Maniac あたりでヲ?と曲想が変わるかな。師匠のライドの音が聴けますね。(永井さん、見習ってください)。それからCrazy Samurai のアルバム版を挟んで、Telomerase みたいなメロディアスなものも出てきて、露骨にブッシュあたりのことを指してそうなMisleading Man からRIP。俺様はダァーッて駆け抜けるような曲も好きですが、Telomerase みたいなのも大好きです。ちゃんと英語が韻を踏んでるから、それだけで独特のリズム感が出るというのは洋楽のエエところをパクってますよね。
あとはもうハチャメチャにロックして終りまーす!ていう雰囲気がぷんぷん漂ってると思うんですが俺様だけですかね?(死)最後をシメてるUnknown Civilians なんかもう暴れまくりやと思います。バスドラ炸裂!
歌詞はもう完璧に俺様のようなニセ外国人向けなんですけども、RIPみたいなのもあるし、「これこれ
アンタがCliche やがな」と笑わせてくれるPower Generation みたいなのもアリで楽しかったです。Cliche 言うても良い意味でのCliche ね。それ無くしたらメタルな意味ないがな、みたいな。(いわゆるしゅうちゃんの言う「泣きのギター」もそれなんですかね~)。Power Generation は内容的なところでも個人的にツボっとるんですが、特に
Capitalism Hallelujah!
に爆笑しました。
デストロイ!デストロイ!もやってくれてるしね。←こういうcliche は最高
ドラマガでは師匠が録音の時のマイクの位置とか、新しいスネアの音とかについて詳しく語ってくれてるんですけども、ホンマにね、他のドラマーさんもこれくらい拘りもって音拾ってもらってほしいなー思うところ多々ありました。まあギアチェンジしていってるみたいなドラム、なんて
カーキチしか言わないことですけども、スピードの中に叩きつけ続けるだけじゃないバリエーションがあるというか、手数とかテクだけじゃない、リズム感だよ!ていう師匠のお言葉がよく判りました。俺様がよく『与えられているか与えられていないかどちらかだろ』と思うのはこの「リズム感」なんですよ。しうじさんにしても、独特のリズム感ていうのはちゃんとあるし、ドラム叩くためにはそういうのが絶対必要だと思うんですけども、天性のものにいかに磨きをかけられるかっちゅうことです。
そういう点で『ロック』だけ聴いてりゃいいんじゃないんだ、っちゅうのはありますね。
色んな意味で「しゅうちゃん、まだまだやで!」と思いました。
アマゾンで昔のLOUDNESS の曲が少し試聴できたから聴いてみましたけど、「ああ80年代メタルってそういう意味ね」と思いました。俺様はおかしな意味でカチコチにブリテッシュロックなんで、アメリカ向きってどうしても胡散臭いなあと思うんですよ(笑)。マインズのOnce Upon a Time がごっつ胡散臭いもんやったのもあってね。TPHBみたいに元がコテコテにメリケンなのはそのまんまでいいんです。何かが「アメリカ向き」である、そういうこと自体が胡散臭いな、と。んでまたそういうのを凄いと思ってる日本人ファンも胡散臭いがな、と(笑)。
だからRacing とか新生オリジナルLOUDNESS作品に対して、「いつになったら元に戻るねん?」みたいなこと書いてる人いてるんですけど、可哀想やなあ思いました(爆)。こんなにすごい変化していってくれてるバンドやのにそれが受け入れられんのは可哀想以外の何でもないでしょ。
おまいら俺様と一緒にマインズ探求の旅にでも出てみるか?て言いたくなるよホント。
元々、俺様にとってのハードロック系ってあんまポップにメロディアスなところないんですよ。だって基礎がMotorhead ですけんのう!レッツシャウト!ジ・エイスオブスペイヅ、ジ・エイスオブスペイヅ!
パンクも、コテコテなヘタウマさんたちも好きやけど、やっぱMotorhead みたいな速い!重い!何ゆってんのかわからん!系の方がインパクト強かったし、自分の中で言う「パンク」、そして「ヘビー」てもんやったみたいです。そういうあたりからメタリカリスペクツとかになっていくんかなあ(爆死)。
だからこのRacing みたいなのは全然オッケイ。ていうかこういうのこそが今の俺様には必要だよ、みたいな。確かに80's のものにも目を向ける価値はあるんだろうけど、今の俺様にはそれは二の次くらいかな?といった感じです。
そんな意味で次はセルフカヴァーであるRock Shocks を目指したいんですよねー。
なんにせよいきなり4月にHatch でライヴ言われても!なんですが、行けたら行きたいです。うん、勝手にDVD発売も決定しちまってるしね!アハハ!
最近の俺様はどうも、スラッと聴き通したら全曲同じように聴こえそうなアルバムが好きみたいです。そういうアルバムほど何回もループさせなアカンがな、ていう点で飽きが来ないんでしょうな。←すぐ飽きる人
師匠のドラムに関しては、想像していたとおり「キッチリ」叩いてくれてたんで「聴いてヨカター!」と思いました。これがね、なかなか出来てる人がおらんのよ(笑)。RIPのアタマのシンバルワークみたいなのとかね、細かいところもおろそかにされていないところに魂があるな、と。一打一打に魂が入ってるっちゅうのはこういうことなんでしょうね、結局のところ。だから最終的にドラムという楽器はジャンル問わずにそういうところがポイントになってくると思うんですけどね。
なんにせよ暫定弟子のしうじさん、リズム感のないドラムはドラムじゃないらしいんで、とにかく頑張ってください。
※e+をウロウロしてたら、チケのところから
ニイさんのお喋りを見ることができました。写ってないくせに隣から「まじで?」とか茶々入れてる師匠が非常にナイスです。
*Semper Fidelis、J.P.スーザ作曲。米国海兵師団のモットー「不断の忠誠」のことらしい。マリーンには軍楽隊とは別にビューグル隊があるらしく、これを自分の海兵軍楽隊に入れようとしたスーザが特別に作ったらしい曲。信号ラッパ(ビューグル)と小太鼓が目立てるという、「いつもエエとこはトロンボォン♪」なスーザにしたら珍しい曲。スネアは短いがソロがある。